【体験談】テスラをユーザー車検で通す方法|費用は約2万円!流れと注意点まとめ

はじめに:テスラのユーザー車検は可能?

電気自動車「テスラ」も、他の車と同じく陸運局でユーザー車検(自分で受ける車検)が可能です。

私自身、2021年モデルのテスラで初めてユーザー車検に挑戦しました。結果として総額 約2万円(自賠責保険含む) で通過でき、とてもコストを抑えることができました。

ここでは実際に体験した流れや注意点を整理してご紹介します。


車検費用の目安

  • 総額:約2万円前後  (内訳:自賠責保険・検査手数料・印紙代)
  • 光軸調整が必要な場合は テスター屋で約3,000円
  • テスラ独自の点検整備は別途おすすめ(約2万円程度)

スーパーカー並みの性能を持つテスラが、合計4万円程度で済むのは驚きのコストパフォーマンスです。


事前準備:ユーザー車検に必要なこと

1. Web予約

陸運局の公式サイトから事前予約が必須です。最寄りの陸運局を確認して希望日時を申請しましょう。

2. 車台番号の位置確認

  • 運転席下
  • トランク隅のシール
  • モーター刻印(確認しづらい場合もあり、シール確認で通過するケースあり)

3. 事前に車検に必要な内容を確認

  • ホイールカバーを外す
    ナット部分を検査員がチェックします。事前に外しておきましょう。
  • タイヤの溝が極端に減っているとNG
    溝の深さ:1.6mm以上必要(スリップサインが出ていたら不合格)
    ひび割れや損傷:サイドウォールの傷や劣化もチェックされます
    冬用タイヤの溝ありで夏の車検で履き替えてもOK(夏にスタッドレスだからNGはない)
  • ヘッドライト(ロービーム・ハイビーム)
    ウインカー、ブレーキランプ、スモールランプ、ハザード
    ナンバー灯
    👉 切れていると即不合格なので、必ず事前確認を。
  • フロントガラス・フィルム
    ひび割れはアウト
    フィルム透過率は70%以上必要(フロントガラス・運転席・助手席)
    👉 経年劣化でギリギリになることもあるので注意
  • ワイパー・ウォッシャー液
    動作するか必ず確認
    ゴム切れてないか(軽度ならたぶんOK)、ウォッシャー液を補充しておく
  • 定期点検整備記録簿(なくても受検可能だが推奨)
    これ無いと、記録簿なしと新しい車検証に書かれます。(売却時に心証悪い)
    これはWebからDLできます。ブレーキパッド以外は自分でも確認できそう

4. 車内操作の事前確認

  • ニュートラル操作
  • サイドブレーキ(Pボタン長押し)
  • ライト・パッシングの操作
  • 警告灯の点灯確認(エンジンOFF=アクセサリ状態の操作)

※普段使わない操作が多いため、事前に必ず練習しておくことを強くおすすめします。


注意点:テスラならではの車検ポイント

光軸検査

EVは前照灯のずれが出やすいとされ、光軸調整が必要になる場合があります。近隣のテスター屋で約3,000円で調整可能。

→ 私は3年目1回目の車検では問題なく通過しました。

駆動方式による違い(RWD vs AWD)

  • RWD(後輪駆動):速度計測時にローラー試験機でスリップ制御が効き、測定不可になる事例あり(SNS情報)。
  • AWD(四輪駆動):問題なく計測可能。

窓ガラスフィルム

透過率の測定が行われる場合があります。

私の場合、フロントは無加工でしたが「貼っているのでは?」と疑われ、測定されました。経年劣化で透過率が下がると不合格になる可能性があるので注意が必要です。


車検当日の流れ

1. 書類手続き

  • 必要書類記入
  • 自賠責保険・印紙代の支払い(現金のみ!) ※私は現金不足で近くのコンビニまで走る羽目に…。

2. レーンに並ぶ

陸運局の看板に「普通車・軽自動車」などの案内があるので事前に確認。

3. 検査の流れ(実体験ベース)

  • 車体外観確認(長さ・車高)
  • エンジンOFF指示 → 警告灯点灯の確認
  • 車台番号確認
  • ワイパー・ウォッシャー動作確認
  • パッシング、ライトON/OFF、ホーン
  • 速度計測(RWD注意)
  • ブレーキ制動テスト
  • サイドブレーキ(P長押し)確認
  • 下回り検査(浮かせて揺らす)

※初心者は「電気自動車で初めてです」と伝えると係員が付き添ってくれることもあります。

4. 追加チェックの例

私の場合、陸運局でテスラが初めてだったようで、再度レーンに入り直し、車台番号とフィルム透過率を丁寧に計測されました。


ユーザー車検後におすすめの整備

車検はあくまで 道路運送車両法で定められた保安基準への適合確認 にすぎません。

  • 下回り破損
  • ブレーキ関連
  • サスペンション周り

これらは車検で十分確認できないため、テスラサービスセンターでの点検(約2万円)も合わせて行うと安心です。


まとめ

  • 費用は約2万円(整備含めても4万円程度)
  • Web予約と事前操作確認は必須
  • RWDは速度計測に注意
  • 窓フィルムの透過率にも注意

テスラの高性能車を低コストで維持できるのは大きな魅力です。ぜひこの記事を参考に、安心してユーザー車検に挑戦してみてください。


最後に

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この記事を書いた人

SA

テスラ モデル3 ロングレンジ(2021年モデル)を4年間運用中。
自宅充電設備のないマンション暮らしでも、ZESP3をフル活用して問題なく走れています。
このブログでは、EVを実際に使う上でのリアルな体験談や、役立つライフハック情報を発信しています。